Basic-MAX GP 競技会規則(以下、B-MAX GP レギュ)では、株式会社タミヤより公開されているミニ四駆競技会規則(以下、タミヤレギュ)に加え、 Basic-MAX GP 独自の規則を追加で規定します。
B-MAX GP レギュにおける追加制限を以下の通り規定します。
【0】B-MAX GP 実行委員会公認競技会規約
前文
Basic-MAX GP(以下B-MAX GP)では、株式会社タミヤが発売するミニ四駆を通じてミニ四駆レース競技を楽しんでいただくために競技規則が設けられています。これは競技車、競技コース、競技内容(競技の方法やマナー)を世界中で年齢や性別の区別なく公平なものとし、同じ条件で競い合えるようにするものです。
B-MAX GPの醍醐味は基本無加工のレギュレーションの中で大会が工夫を凝らした競技コースに対して全てのレーサーがフェアプレイ精神のもと頭とテクニックを使って挑戦することにあります。ミニ四レーサーとして正々堂々と戦い、レースを通じてお互いの交流とミニ四駆技術向上を希望します。
1.はじめに
B-MAX GP決勝大会および予選大会(以下、決勝大会と予選大会を合わせて、「本大会」といいます)は、B-MAX GP実行委員会および運営チームが運営および管理を行い、以下のとおり本大会のルールを定めています(以下、関連する注意事項等も含めて「本規約」といいます)。
運営チームは本規約に従って、本大会を進行するほか、本規約に定められていない内容が発生した場合や本規約を適用することが著しく公平性を欠く結果となる場合の裁定権を有します。
2.参加資格
B-MAX GP大会として継続的に開催するため、以下の参加資格が必要となります。
(1) 本規約に同意いただけること。
(2) 各大会および予選会主催の定めた参加申し込みを行い、参加資格を得ていること。
(3) 大会運営スタッフや他の参加者と円滑にコミュニケーションが取れること。
(4) 本規約と別途指定する大会進行手順を理解し遵守すること。
(5) 決勝大会および予選大会においてB-MAX GP実行委員会が必要と判断した場合氏名、年齢、住所などの個人情報を提供し、B-MAX GP実行委員会やメディア各社による写真撮影や取材を許可すること。
(6) 参加者とその親族を含め、反社会的勢力(暴力団、暴力団構成員、暴力団準構成員、暴力団関係企業、総会屋等、社会運動標ぼうゴロ、政治運動標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団等またはこれらに準ずるものをいう)または、反社会的勢力と関係を有する者ではないこと。
【1】競技車
1.競技車の種類
タミヤレギュに準拠します。
2.競技車の仕様
タミヤレギュに加え、以下の規定に準拠する必要があります。
① ボディ
使用するボディは以下の規定に準拠する必要があります。
【許可事項】
- プラスティック製のボディのみ使用可能
- フロント、リヤ共にタミヤ製のボディキャッチパーツで固定
- ボディとシャーシの組み合わせは自由
- ウィングパーツの未装着は可能
【禁止事項】
- ボディの分割
- ポリカーボネート、PET製のボディの使用
3.競技車の車体寸法
タミヤレギュに加え、以下の規定に準拠する必要があります。
① タイヤ・ホイール
使用するタイヤおよびホイールは以下の規定に準拠する必要があります。
【許可事項】
- タイヤとホイールは同一のサイズのみ組合せ
【禁止事項】
- 異なるサイズのタイヤとホイールの組合せ
※ローハイトタイヤを大径ホイールに装着する等、サイズの異なる組合せは禁止となります。
4.モーター
タミヤレギュに準拠します。
5.電池
タミヤレギュに加え、以下の規定に準拠する必要があります。
【禁止事項】
- 各種シャーシの指定方向以外への電池の設置
※シャーシの逆転使用は禁止となります。
6.改造
タミヤレギュに加え、以下の規定に準拠する必要があります。
① ボディ
ボディの加工は以下の規定に準拠する必要があります。
【許可事項】
- ボディの塗装
- ステッカーの貼付け
- 異なる種類のボディとボディパーツ(ウィング等)の組合せ
- ボディとボディパーツ(ウィング等)の接着
- ボディを搭載する際、シャーシ/プレート/マスダンパー/タイヤに干渉する該当部分の切断
※干渉部分から 『 3mm 』以内で加工してください。(都度、主催・運営が判断) - アニマル搭載の為のキャノピー部品の切り抜き/取り外し
※アニマルは両面テープや接着剤でしっかり固定してください。
※走行中のアニマル脱落は失格となります。 - アニマルの見た目のカスタマイズ
- ボディの肉抜き、および、メッシュの貼付け
※ボディの原型が分かる範囲での肉抜きを実施してください。
【禁止事項】
- 走行中のボディの脱落
※レース走行中に脱落した場合は失格となります。 - 走行中のボディパーツ(ウィング等)の脱落
※レース走行中に脱落した場合は失格となります。 - 原型が分からなくなる様な過度な肉抜き
- 肉抜きされたボディの破損部分の接着剤等を使った補修
- 肉抜きされた箇所が破損したボディの搭載による走行
※折れて飛び出たり尖った部分がレーサーやマーシャルの怪我に繋がる可能性がある為。
② シャーシ
シャーシの加工は以下の規定に準拠する必要があります。
【許可事項】
- ステッカーの貼付け
- 標準ビス穴の2mm拡張
- 貫通されていない標準ビス穴の貫通加工
- ビス穴の皿ビス加工
※全てのビス穴に対して皿ビス加工が可能です。
【禁止事項】
- 新規ビス穴の追加
- シャーシの肉抜き、および、切断
③ マスダンパー
マスダンパーの改造は以下の規定に準拠する必要があります。
【許可事項】
- マスダンパーへの着色
- 同一のビス上に配置された複数のマスダンパーのマルチテープによる接合
- 可動するマスダンパーの設置は固定されたビスによる上下運動に限定
- プレート下方への吊り下げ配置
※プレート下方等に吊り下げたマスダンパーが脱落した場合は失格となります。
【禁止事項】
- マスダンパーの形状加工
- マスダンパーの穴拡張
※長期使用に伴う削れの場合、穴の最大距離が『5mm』以上の場合は加工とみなします。 - ボールリンクマスダンパーのアーム部が車軸を跨ぐ設置
※走行中にボールリンクマスダンパーが脱落した場合は失格となります。
④ タイヤ・ホイール
タイヤおよびホイールは以下の規定に準拠する必要があります。
【許可事項】
- ホイールの車軸用穴の貫通
※ホイールより飛び出たシャフトはマルチテープ、ゴムパイプ等により保護してください。 - タイヤとホイールの接着(両面テープ、接着剤等)
- 同一サイズのタイヤとホイールの組合せ
【禁止事項】
- タイヤの加工
※長期使用に伴う削れの場合、直径の変化量が『1mm』以上の場合は加工とみなします。
※例)長期使用の削れにより中径ローハイトタイヤのタイヤ径が25mm以下の場合等 - 異なるサイズのタイヤとホイールの組合せ
※例)中径ローハイトホイールに小径タイヤをはめ込む等
⑤ ローラー
ローラーは以下の規定に準拠する必要があります。
【許可事項】
- ローラーの個数やサイズはタミヤレギュに準拠
- ローラーの着色
- ローラーのベアリング交換
【禁止事項】
- ローラーの加工
※外周部のサイズ変更、平面部の切削穴あけ加工、ベアリング穴拡張等 - 走行等で擦り減って過度にエッジが鋭くなったローラーの使用
※長期使用に伴う削れの場合、直径の変化量が『1mm』以上の場合は加工とみなします。
※例)8-9mm二段アルミローラーの9mm部分の直径が8mm以下の場合等
⑥ プレート類
FRP、カーボン、ジュラルミン等のプレート類は以下の規定に準拠する必要があります。
【許可事項】
- 既存穴の皿ビス加工
- エッジのテーパー加工
- 瞬間接着剤の浸透による強化
- 複数のプレートの接着
【禁止事項】
- 皿ビス、エッジのテーパー以外の加工
- 各プレート類のグラつき取り付け
※グレードアップパーツのスライドダンパーによるスライド稼働は可能
⑦ その他パーツ類
パーツ類の利用は以下の規定に準拠する必要があります。
【許可事項】
- タミヤ製グレードアップパーツのブレーキ
※ブレーキスポンジの必要なサイズへの切断は可能です。 - ミニ四駆マルチテープの切断利用
- ミニ四駆ゴムパイプの切断利用
【禁止事項】
- パーツの加工
※個別に許可された場合を省く - ビス、シャフト、ローラー等金属パーツの加工
- シャーシとAパーツの指定以外の組合せでの使用
※例)スーパー1シャーシ用電池ホルダとスーパー2シャーシの組合せ等 - パーツ切り離し後のランナー、ポリカーボネートボディ等の端材を用いたセッティング
- ミニ四駆キャッチャーを加工したパーツの使用
- 電池ホルダーの未装着
- タミヤ製グレードアップパーツ以外のブレーキの使用
- ブレーキの過熱による加工
※一部火器の利用ができない店舗等が存在することを考慮して禁止とします - モーターを分解することで取得できるパーツの使用
- ビス/シャフト等の飛び出し箇所のゴム管やポール等による未保護
- ギヤの加工
⑧ ギミック類
マスダンパー等重量物を用いたスイング系の制振ギミック(提灯、ヒクオ、ノリオ、東北ダンパー、キャッチャーダンパー、ギロチンダンパー、ドラえもん提灯等)は使用を禁止します。
ただし、グレードアップパーツであるボールリンクマスダンパーの使用は可能です。B-MAX GP レギュ『【1】- 6 – ③』に従ってセッティングしてください。
【2】競技コース
タミヤレギュに準拠します。
B-MAX GP レギュにおけるレースでは、ジャパンカップジュニアサーキット(Item No:69506)、ジュニアサーキットスロープセクション(Item No:69570)、ジャパンカップJr.サーキットバンクアプローチ20(Item No:69571)を組み合わせた3レーンサーキットでのレースを推奨します。
【3】公認コースでの競技
タミヤレギュに準拠します。
【4】車体検査(車検)
タミヤレギュに準拠します。
B-MAX GP レギュにおける車検では、ミニ四駆チェックボックス(Item No:95280 / Item No:95548)、および、ミニ四駆クリアランスゲージ(Item No:95613)を用いた車検を推奨します。
【5】失格について
タミヤレギュに準拠します。
ただし、詳細についてはレースイベント運営店舗・団体様に委ねられますので、レースイベント参加の際はレースイベント運営店舗・団体様にお問合せください。
なお、競技車両の車検については『 Basic-MAX GP 競技会規則【1】競技車 』に準拠する必要があります。
【6】レース運営について
タミヤレギュに準拠します。
ただし、詳細についてはレースイベント運営店舗・団体様に委ねられますので、レースイベント参加の際はレースイベント運営店舗・団体様にお問合せください。
なお、競技車両の車検については『 Basic-MAX GP 競技会規則【1】競技車 』に準拠する必要があります。
また、B-MAX GP実行委員会公認レースイベントでは『B-MAX GP競技会規則【0】B-MAX GP実行委員会公認競技会規約』に同意いただく必要があります。
【7】出場制限
タミヤレギュに準拠します。
ただし、詳細についてはレースイベントを運営される店舗・団体様に委ねられますので、レース参加の際はレースイベント運営店舗・団体様にお問合せください。
なお、B-MAX GP実行委員会公認レースイベントでは『B-MAX GP競技会規則【0】B-MAX GP実行委員会公認競技会規約』に同意いただく必要があります。
【8】レースイベントへの参加申し込みについて
レースイベントを運営される店舗・団体様に委ねられます。レースイベント参加の際はレースイベント運営店舗・団体様にお問合せください。
なお、B-MAX GP実行委員会公認レースイベントでは『B-MAX GP競技会規則【0】B-MAX GP実行委員会公認競技会規約』に同意いただく必要があります。
【9】Basic-MAX GP レースイベントにおける免責事項
タミヤレギュに準拠します。
『主催者』を Basic-MAX GP レースイベントを運営される店舗・団体様に置き換えてタミヤレギュを参照ください。
ただし、詳細についてはレースイベントを運営される店舗・団体様に委ねられますので、レースイベント参加の際はレースイベント運営店舗・団体様にお問合せください。
なお、B-MAX GP実行委員会公認レースイベントでは『B-MAX GP競技会規則【0】B-MAX GP実行委員会公認競技会規約』に同意いただく必要があります。
大会を開催する店舗によっては微細な差異が生じる場合がございますのでご承知おき下さい。